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うちの子今何歳??

人に例えるとうちの子は何歳ですか?と聞かれる事が多くなってきました。獣医療の進歩もありネコちゃんも長生きする子が増え高齢化がすすんでいます。是非今何歳なのかチェックしてみてください。

ネコ 1ヶ月 2ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 9ヶ月 1年 1年半年 2年 3年 4年 5年 6年 7年
ヒト 1才 3才 5才 9才 13才 17才 20才 23才 28才 32才 36才 40才 44才
ネコ 8年 9年 10年 11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年 18年 19年 20年
ヒト 48才 52才 56才 60才 64才 68才 72才 76才 80才 84才 88才 92才 96才

今すべきことは何ですか?

ネコちゃんも年齢によって、注意して欲しい事が変わってきます。年代別に特に気をつけて欲しいポイントをご紹介させて頂きます。

★ 幼年期(誕生~6ヶ月)

6ヶ月~1歳未満で避妊・去勢手術

ネコちゃんはワンちゃんに比べて発情時期が早い子が多くなります。早ければ4ヶ月で発情を迎えますので、早めの避妊・去勢手術をオススメします。

脱水に気をつけましょう

どんな病気でも子ネコの脱水症状は危険です。発熱や下痢・嘔吐などにより、子ネコはすぐに脱水症状を起こします。子ネコの脱水症状には緊急に対応することが大切です。

予防プログラムをスタート!

免疫力がない子ネコは混合ワクチン接種が大切です。

★ 青年期

肥満に気をつけましょう

太りすぎは生活習慣病の原因になります。メタボになってしまうと、肝臓や泌尿器系に異常をきたします。食事・運動環境を見直しましょう!

歯周病・デンタルケア

歯石の過度な付着は口臭の原因になる以外に、心臓や肝臓に悪影響を及ぼします。歯石であごの骨が溶けることもあるんです!デンタルケアを習慣にしましょう!

ウェルネスプログラムを始めましょう!

ウェルネスプログラムとは、『健康な時の状態を知り、蓄積すること』を言います。
健康な時の血液検査のデータ蓄積は、ネコちゃんの一生にとってとても重要です。若いとき・健康な時の血液検査データがあると、シニア期や病気になった時の判断や治療方針確定により役立ちます。特にネコちゃんは病気をヒトに見せない性質があります。

★ シニア(7歳以上)

ネコちゃんは腎臓の病気に気をつけて!

ネコちゃんの代表的な病気に「腎不全」があります。またおしっこの病気にもかかりやすいので、血液検査と尿検査を実施し、病気の早期発見をしましょう!

生活習慣・歯周病・予防管理を継続してください

歳を取ると免疫力が低下しますので、ワクチン接種・予防管理がより重要になってきます。

★ 老齢期(11歳以上)

半年に1回の血液検査や総合的な健康検査

血液検査ではわからない、胸部・腹部のレントゲン検査や超音波検査を含めた総合的な健康ドックを実施してあげましょう!早期発見は動物達の負担を軽減し、また治療の選択肢が広がります。より快適な生活・人生の為に総合ドックを推奨します。

老齢期こそ混合ワクチン接種を

免疫が落ちてくる老齢期こそ、よりワクチン接種が重要になってきます。
私達、人の場合ですと子供の頃のワクチンが大切、というイメージがあると思います。しかし、ネコちゃんは何歳でも感染症にかかる可能性があります。特に、免疫力が低下するシニア以降はよりワクチン接種が大切になります。ワクチン接種は感染症から守ってくれる強い味方です。

介護やリハビリビリテーション

動物の痛みや負担を軽減する、高齢動物にも優しい医療に取り組んでいます。レーザー治療などを導入し、手術後のリハビリテーションなどに役立てています。また、介護のご相談などもおこなっております。