うちの子今何歳??
人に例えるとうちの子は何歳ですか?と聞かれる事が多くなってきました。獣医療の進歩もありワンちゃんも長生きする子が増え高齢化がすすんでいます。今や、ワンちゃんの一生は半分がシニアと言われています。是非今何歳なのかチェックしてみてください。
小型・中型犬 | 1ヶ月 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 9ヶ月 | 1年 | 1年半年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 | ||||
大型犬 | 1年 | 2年 | 3年 | 4年 | |||||||||||
ヒト | 1才 | 3才 | 5才 | 9才 | 12才 | 13才 | 17才 | 19才 | 20才 | 23才 | 26才 | 28才 | 32才 | 33才 | 36才 |
小型・中型犬 | 6年 | 7年 | 8年 | 9年 | 10年 | 11年 | 12年 | 13年 | 14年 | 15年 | 16年 | 17年 | 18年 | 19年 | 20年 | |||
大型犬 | 5年 | 6年 | 7年 | 8年 | 9年 | 10年 | 11年 | 12年 | 13年 | |||||||||
ヒト | 40才 | 44才 | 48才 | 52才 | 54才 | 56才 | 60才 | 64才 | 68才 | 72才 | 76才 | 80才 | 81才 | 84才 | 86才 | 88才 | 92才 | 96才 |
今すべきことは何ですか?
ワンちゃんも年齢によって、注意して欲しい事が変わってきます。年代別に特に気をつけて欲しいポイントをご紹介させて頂きます。
★ 幼年期(誕生~6ヶ月)
生後3ヶ月まで、母親と一緒に過ごして、社会性を学んだ仔犬を飼われることをオススメします。
好奇心がとっても旺盛な時期です!間違って色んな物を口にしてしまいますので、誤飲に気をつけましょう。
女の子ならは乳腺や子宮など、男の子ならば前立腺などの病気の予防になります。是非ご家族で相談しましょう!
免疫力がない仔犬は狂犬病予防接種と混合ワクチン接種が大切です。その他のフィラリア・ノミダニ予防も始めましょう。
★ 青年期
ウェルネスプログラムとは、『健康な時の状態を知り、蓄積すること』を言います。
健康な時の血液検査のデータ蓄積は、ワンちゃんの一生にとってとても重要です。若いとき・健康な時の血液検査データがあると、シニア期や病気になった時の判断や治療方針確定により役立ちます。
歯石の過度な付着は口臭の原因になる以外に、心臓や肝臓に悪影響を及ぼします。歯石であごの骨が溶けることもあるんです!デンタルケアを習慣にしましょう!
太りすぎは生活習慣病の原因になります。メタボは心臓や循環器に障害をきたします。太り過ぎの場合は、障害が普通のコの3.33倍に!また、腫瘍(がん等)の発生率が1.5倍になるともいわれています。食事・運動環境を見直しましょう!
★ シニア(7歳以上)
7歳以上はシニアと言われています。ワンちゃん達は人の4倍以上の早さで歳をとっていきます。病気の進行も早いので、見た目にはわからない体の健康を血液検査でチェックしてあげましょう!
「もう歳だから、運動を嫌がるのよね」と思っていたら実は骨や関節の病気だったという事があります。運動を嫌がる、歩き方がおかしいなどの変化があれば早めにご相談ください。
歳を取ると免疫力が低下しますので、ワクチン接種・予防管理がより重要になってきます。
★ 老齢期(11歳以上)
血液検査ではわからない、胸部・腹部のレントゲン検査や超音波検査を含めた総合的な健康ドックを実施してあげましょう!早期発見は動物達の負担を軽減し、また治療の選択肢が広がります。より快適な生活・人生の為に総合ドックを推奨します。
免疫が落ちてくる老齢期こそ、よりワクチン接種が重要になってきます。
私達、人の場合ですと子供の頃のワクチンが大切、というイメージがあると思います。しかし、ワンちゃんは何歳でも感染症にかかる可能性があります。特に、免疫力が低下するシニア以降はよりワクチン接種が大切になります。ワクチン接種は感染症から守ってくれる強い味方です。
動物の痛みや負担を軽減する、高齢動物にも優しい医療に取り組んでいます。レーザー治療などを導入し、手術後のリハビリテーションなどに役立てています。また、介護のご相談などもおこなっております。
ワンちゃんの為の予防スケジュール