狂犬病ワクチンのお知らせ
患者さんの中には、混合ワクチンの中に狂犬病ワクチンが含まれていると誤解されている方がいらっしゃいます。混合ワクチンには狂犬病ワクチンは含まれておりませんので、別途接種が必要となります。
年に1度の予防接種はワンちゃんの飼主としての義務です
そもそも狂犬病とは、犬をはじめとするオオカミやキツネなどの犬の仲間が感染しやすい病気です。狂犬病にかかった動物に噛まれると体内にウイルスが侵入し感染します。
発病後の死亡率はほぼ100%で、治療法はありません。記録に残っている生存例は僅か数例しかないのです。(ギネスブックにも登録されているほどです。)
ただし、ワクチン接種によって予防が可能なのです。これはヒト以外の哺乳類でも同様であり、そのため日本では狂犬病予防法によって飼い犬の登録と生後3ヶ月以上の飼い犬へのワクチン接種が義務化されています。