= 知らない間に盲目に!? =
皆さんは動物さんの目をよ~く見たことがありますか?
「目が赤い」
「目をよくかく」
「目やにがたまっている」
などの症状があれば『なんだか目がおかしいな?』と気づくことができると思います。
特にわんちゃんは元来視力の弱い動物で、人間で言えば近視に当たります。
人間ほど視力に対する依存度は強くないので、犬が盲目になっても、飼い主がすぐに気づかないことも往々にしてあります。
特に片方だけの盲目の場合は、飼い主が生涯それに気づかないこともよくあります。
= シニア(7歳以上)に気をつけて欲しい目の病気 =
代表的な目の病気は「白内障」と「緑内障」です。
「白内障」は病名のように目が白濁してくるので、飼主様が異変に気づきやすい病気です。(ただし、白濁が認識できる頃は末期です)
しかし、「緑内障」は目が緑色に変色するわけではありません。むしろ肉眼では赤くなります。故に、病気に気づくことがとても難しい疾病です。
「目が赤くなる」理由は3~4つありますが、最も重要な病気が「緑内障」です。急性緑内障の場合はすぐに治療しなければ、ほとんどの場合で失明してしまいます。
「緑内障」という病気は、眼内圧が正常な限度を超えて長時間にわたり上昇し(高眼圧)、眼球の奥の視神経が圧迫されて障害を起こし、視野狭窄から失明にいたります。
その為、緑内障の診断として最も重要なものが『眼圧の測定』です。
当院でも『眼圧の測定』が可能です。
ピンクリボンは毎年10月、女性の『乳がん』を啓蒙の為に活動されています。
10月1日にはレインボーブリッチなどがピンク色に染められるピンクリボンフェスティバルが開催されます!
((( ピンクリボンフェスティバル2012はコチラをクリック )))
そして、 実はわんちゃんも
『乳がん』の事を気にしてあげて欲しい んです!
わんちゃんの場合は、
シニア期(7歳以上)以降にさらに『乳がん』の発症率が高くなります。
『乳がん』は乳房(乳腺)に出来る腫瘍です。
実は、女の子が腫瘍にかかった場合、その50%以上が乳腺に出来ると言われているくらいに多い病気なのです。
是非、毎年ピンクリボン月間には、乳腺を触って『しこり』がないかチェックしてあげましょう!
=== ピンクリボンチェック ===
※チェックに多く当てはまる場合、早めにご相談ください!
□ 避妊手術をしていない
□ 7歳以上である
□ 生理不順がある
□ おっぱいにしこりがある (触ってチェックしてみてください)
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乳腺のしこりの確認の仕方などは 診察でもご紹介させて頂いています。
早期発見の為、しこりのチェックを習慣にしましょう!
□ シャンプーした後に乾きにくい
□ ドライヤーに時間がかかる
そう感じた事はありませんか?
もしかすると、冬毛が残っているのかもしれません。
実際、当院にご来院されるわんちゃんの中には冬毛が残っているコ達もいます
本来であれば、全て夏毛に変わっているのが通常です
何故、このような事が起こるのでしょうか?
実は快適な空調すぎると、体が夏だと感じず、
毛の生え変わりが上手くできなくて冬毛が残ってしまいます
一度被毛をチェックしてみてください^^
冬毛が残っていませんか?
冬毛は体温を守る毛ですので、シャンプーや水浴び後には毛が乾きにくくなります。
そして、その為に皮膚がじめじめして皮膚病の原因となることもあります。
また一番気をつけて欲しいのが『熱中症』です
お散歩に行くと、嬉しくてわんちゃんが興奮して体温が上がったときに
冬毛の為に体温がこもり、熱中症になってしまうこともあります。
今から冬毛を夏毛に変えることは難しいので
外の暑さには十分注意をしてください。
またシャンプーもきちんと乾くようにしてください。